マイホーム実現までの道のり

家を建てる事になった経緯~完成までをブログで綴ります

第34章 石膏ボード貼り

アメリカは次期大統領がトランプ氏に決まり、韓国ではパク大統領の弾劾が決議されるなど、何かと騒がしい師走です。
この章では全ての内壁に使われる石膏ボードの施工状況を綴ります。
下の写真は音楽室の南側の壁です。

f:id:tohrukn:20161211141941j:plain
断熱材が吹き付けられた部分を石膏ボードで蓋をするようなイメージです。断熱材と石膏ボードの間には「空間」があります。この空間に床下からの外気が侵入すると、外気と同じ温度の空気が部屋の壁を通るわけですから、暖房をしても寒い家になります。それを防ぐために基礎と「空間」を遮断することを「気流止め」と呼び、住宅建築では大変重要な事ですが、意外と知らない工務店があります。

f:id:tohrukn:20161211143005j:plain
上の写真で中央部の箱状に施工されているのは、ベランダ取り付けの為のボルトが出ているため、それをかわす為にこの様な形となっています。我が家ではこれを「エネルギーボックス!」と冗談で呼んでいます。
下の写真はリビングルームのクローゼット部分で、ここも内部は石膏ボードです。

f:id:tohrukn:20161211143510j:plain
下はトイレですが、手洗い台が壁に埋め込むタイプなので、その部分はくりぬかれています。

f:id:tohrukn:20161211143605j:plain
家中の壁という壁の全てに貼り付けていくわけです。

f:id:tohrukn:20161211144041j:plain
吹き抜け部の壁も例外なく張り付けます。くり貫いた部分がお城の様ですね。

f:id:tohrukn:20161211144329j:plain

f:id:tohrukn:20161211145242j:plain

この四角い部分はデザインではなく、北玄関の採光の為に設計しました。
ちなみに白く丸い浮遊物は、オーブではなく石膏の粉です。そこらじゅうに飛んでおり、マスクが必需品です。我が家が出来るまで、何度も見に行きましたがマスクは重要なアイテムのひとつです。他にはデジカメ、ビデオ、軍手、内履き靴です。(スリッパはNGです。釘などを踏むリスクが高く、ゴム底のシューズが必須)
下の写真は玄関からみた階段の壁です。ここも極力くり貫いて南側の高窓からの採光を狙ったものです。ここをのっぺりした壁にすると、圧迫感があり暗い玄関になってしまいます。デザインも結果オーライですがモダンです。

f:id:tohrukn:20161211144556j:plain

角度を変えた写真です。

f:id:tohrukn:20161211144958j:plain

このくり貫きのお陰で、北玄関でも明るくなり目論見通りとなりました。
このように、全ての壁に石膏ボードが張られたら、いよいよ壁紙の貼り付けになりますが、その前段取りが大事です。次章ではパテ埋めから壁紙貼りの施工について綴ります。そうそう壁への塗り墨もありました。