マイホーム実現までの道のり

家を建てる事になった経緯~完成までをブログで綴ります

第23章 サッシ取付

この章では、我が家の建築にあたり重視したサッシ窓の取付工事について綴ります。
発泡ウレタンの吹き付けが終わった後、サッシ窓が一気に届けられています。
これは1階リビングのテラス窓用です。室内側は木目調で、屋外側はホワイトです。

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上の写真は左から洗面所用の障子、中央がサッシ一体型ヒシクロス面格子、右は玄関ドア横のスリット窓です。

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これは音楽室入口の観音開きの「テラスドア」です。屋外に接する部分の取り付けるのが本来の使い方ですが、我が家の場合は屋内の間仕切り用です。当初は屋内の間仕切用ドアを探していましたが、気に入った物が見つからず、これはと思う物は大変高価でした。ある日、ネットを見ていたらこの「テラスドア」を発見しました。価格も大変安価です。早速、価格付きのwebページを印刷し、工務店に指定したのです。本来屋外用ですからロックがタブルでついています。音楽室は吹抜けになっているので、ロックされると拘束されてしまいます。防犯的には音楽室から侵入してもロックしておけば他の部屋には行けない構造です。普段は片側の扉を解放していますが、冷暖房をリビングだけ効かせたい時は閉じればよいのです。この様に、色々とメリットがあってよかったです。

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左から和室西窓のサッシ一体型ヒシクロス面格子、中央はその障子、右はトイレ用の縦滑り出し窓です。トイレの窓も面格子がサッシと一体型になっています。

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まだ梱包された状態ですが玄関ドアです。玄関ドアを決めるには相当迷いました。工務店はよくある木目調のタイプを一押しします。しかし、それでは何処にでもあるつまらない感じに抵抗がありました。妻を相談しているうちに、ここまで白に拘ったのだから、玄関ドアも白にしてしまおう。玄関ドアまで白い家はめったに見かけません。ドアの上部にアクセントの格子も、我が家の北玄関の採光には欠かせません。しかし、気に入った玄関ドアが搬入された際、トラブルが発生したのです。工務店いわく、「大変もうしわけない、お詫びします」。「この幅のドアは取り付けられないです」、ガーン!どういう事?「設計ミスでした」。動揺を抑えつつも、代用品のパンフレットを見せますが、その幅は当時住んでいたアパートのドアよりも狭い70cmなのです。しかも、欲しいと思うデザインはありません。

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珍しく妻が「どうゆう事ですか?」と怒りに震えています。一軒家でアパートより狭い玄関ドアはあり得ません。しかも玄関ドアは家の顔です。「何とかこのドアを取り付ける方法は無いのですか?」と私。そこで、棟梁の登場です。「柱をカットして横にずらして幅を広げる、この柱は二階の荷重がかからない場所だから強度的にも大丈夫。」確かにそうです。しかし、そうすると下駄箱が置けなります。下駄箱を勝手反対に置くしかありません。折角設計した、採光と通風用のスリット窓が塞がれる形となります。棟梁もそれを心配しています。幸い我が家はさほど靴の所有量が多くありません。下駄箱は背が低いタイプとする事で、採光と通風が確保できます。下駄箱が廊下に対してどれだけ競り出すかを、棟梁が示してくれました。これなら邪魔にならない。これでいきます。こうして、棟梁の助言もあって注文通りの玄関ドアが着く事になったのです。棟梁は工務店に「最初からこうなると思っていたよ」と一言です。顛末はこうです。私の描いた設計図を、そのまま施工図面に移したのです。素人の私は、玄関ドアの幅は一般的は室内のドア幅で描いていました。実際に仕様で決めたドアの幅はそれ以上だったのです。工務店の確認不足です。結果論ですが何とかなって良かったです。北玄関の我が家はこのドア以外考えられなかったのです。完成後も採光や通風に支障はありませんでした。よく、北玄関は良くないとの記事がありますが、設計で採光を考慮すれば全く問題はありません。北玄関の我が家は明るいです。

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さて、窓のガラス部には省エネ等級を示すシールと、防犯ガラスである事を示すcpマークが貼られています。このcpマークに憧れていました。

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サッシ窓の建物への取り付けです。着目点はは防水テープの貼り方です。
①窓の下側を貼る。
②窓の両サイドを貼る。
③窓の上側を張る。
この順番で雨水の浸入を防ぎます。建築界では常識ですが、この常識が守られてなかった場合が問題です。画像では右側が貼られてない様に見えますが、大丈夫です。影になっているだけです。

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東側の窓です。ヒシクロス面格子がサッシと一体になっているタイプです。

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キッチンの東側の小窓です。防水テープの貼り方OKです。

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リビングのテラス窓もつきました。

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音楽室の窓です。ここは後で二重窓になります。

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キッチンを内側からみた写真です。

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洗面所の窓です。風景を見る必要がありませんので、擦りガラスです。

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和室の西側の窓です。隣家を接する面である事。そして極力、西日を避けるために小さくしています。たまに、西側の窓が大きくて、西日を避けるためによしず等を掛けている家を見かけます。設計に問題があるのです。結果的に我が家が窓の大きさは全体的に小さいですが、採光は全く問題がありません。一般的な住宅は過剰に大きすぎると思います。

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和室の南側テラス窓です。

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一階のサッシが装着されました。
下の写真はウォークイン・クローゼットの窓です。

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地域の風向き特性を把握して、北東からの風を室内に取り込むようにしました。この窓は優れもので、風を巻き込んで室内に取り入れる事ができます。面格子などを取り付けない場合はお薦めです。網戸は室内側になります。
下の写真は、二階寝室西側の窓です。お隣と隣接している為、採光の為と西日の強烈な日差しを考えて、必要最低限の大きさにしています。

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吹き抜け部の縦滑り出し窓です。高所の為、ボールチェーンで開閉操作する様になっています。開度は最大でも15度程度です。採光と換気の為に設計しました。馬鹿でかくしなくて正解でした。

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サッシ窓の取り付けは大工の棟梁です。工務店の方は助手としてアシストしています。

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下の写真は南面です。全てのサッシ窓が取り付けられました。

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下の写真は北面です。全てのサッシ窓が装着されました。

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東面も装着完了です。この風景は、後に隣家が建ったのでもう見る事はできません。

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玄関ドア横の建て滑り出し窓(スリット窓)です。

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気温が高くても、この窓を開けると玄関側から風を通す事ができ、大変有効的に使っています。内側には網戸付きで、虫も入りません。
そんなこんなで、希望するサッシ窓がすべて装着されたのでした。
お次はベランダ取り付けの準備です。外壁が取り付けられる前に、ベランダを支える横柱が取り付けられました。

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この三本柱を固定するボルトは、二階の土台となる木材を貫通して固定されます。窓のサッシと同様に防水テープで漏水対策が施されています。

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この様に、ベランダを支える横柱だけが建物と連結されており、ベランダ自体は外付けとなり、雨漏りに対して極めてリスクが少ないです。
この後は、外壁の取り付けへと進みます。